コーヒーと消化の関係。そこにはすい臓が…

皆さんコーヒーはお好きですか?
先日、ミニセミナーコーヒーと膵臓についてお話をしました。
コーヒーとすい臓?何の事と思われますよね。

簡単にすい臓の働きをお伝えします。
すい臓は、炭水化物、タンパク質、脂肪を分解できる消化液を十二指腸に
分泌していて、食べ物の消化に大きく関わっています。まず口から入った
食べ物は歯で噛み砕かれ、唾液と混ざり合います。
ここでも良く噛むことが大事ですね。
その後、胃ではたんぱく質消化酵素と胃酸で消化されます。消化された
食べ物は十二指腸に送られます。その際に強力な胃酸を含む食べ物が
十二指腸に流れ込みます。この強力な胃酸を中和するのが、すい臓から
分泌されるすい液です。
すい液は弱アルカリ性で胃酸を含む食べ物を中和する仕組みになっています。

そこでなぜ、コーヒーとすい臓?という事になるのですが、Ilm16_aa05025s
コーヒー(カフェインを含む刺激物)を飲むとすい臓が反応
して、すい液の分泌がおきるのです。十二指腸に食べ物が
あろうが無かろうが無駄に分泌され、その後すい液が
出来るまでに3時間もかかってしまいます。

なので、必要な時にすい液が出なくなるのです。
(ということは、胃酸も中和できなくなるのです)
そして、すい臓を働かせ過ぎて疲労させてしまうのです。

食後の適度な時間にお茶を楽しむのはいいのですが、
のべつ幕なしに飲むことは気を付けないといけませんね。
ハーネマンもコーヒーについては薦めていませんでした。
体に対する影響を良く知っていたんですね。