秋の養生は「肺」、秋風を感じるとくしゃみ・鼻水が・・・グシュン

 秋風を感じる季節になると、急に鼻がグシュグシュしてきたりしますね。Photo_2
私たちの身体は、乾燥した大気を取り込むの乾きが原因で、皮膚や髪がかさつき、くしゃみや鼻水、咳などを引き起こしやすくなります。

 と鼻は肺系という脈絡によって繋がっています。と喉は共同作業によって呼吸や発声を行います。このように五臓と五官(目、鼻、耳、口、舌)の関連では,は鼻と親和性を持っているとされています。
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 古典にも「は鼻に開竅(かいきょう)する」とか「肺気は鼻に通ずる」などの記述があり,鼻の機能が肺と連動したものであることを示しています。ですからが病変すると,鼻詰まりや鼻水、嗅覚異常といった鼻の症状が起こるのです。

 秋の養生は、こうした大気乾燥から身を守り、冬に備えて免疫力を高めることが大事です。そしてこの時季は、気温の変化とうまく付き合い、体温調整をはかるように心がけましょう。

◇レメディー
 秋に悪化 ⇒. Rhus-t. Verat
 寒冷から悪化 ⇒. Ars. Caust. Dulc. Hep. Kali-c. Nux-v. Rhus-t.
 冷えた途端に悪化 ⇒Ars. Kali-c. Nux-v. Rhus-tPhoto_3
 流れる鼻汁 ⇒. Ars. Nux-v. Puls. Rhus-t. Selen
 くしゃみ ⇒. Carb-v. Cina. Rhus-t. Sabad