前回は、どのような症状・兆候が熱中症なのかをご紹介しましたが、
今回は熱中症対策オススメの「食べ物」、「飲み物」をご紹介!
◆飲み物は…
充分な水分補給が望まれますが、冷たすぎると胃や腸には
刺激となるため、温度にも気を付けましょう。また、一度にたく
さん飲むのではなく、少量をこまめに給水することが望ましいです。
発汗や排尿で脱水にならないためにも、利尿作用が少ないものを
摂るようにしましょう。カフェインによって利尿作用が働いてしまい
ますので、カフェインの少ないものを選びたいところです。
・カフェインの多い飲み物
お茶(玉露)、コーヒー、栄養ドリンク類、コーラ、お茶(抹茶)、
ココア、紅茶・お茶(ほうじ茶・ウーロン茶・緑茶・玄米茶)。。。
・アルコール類もトイレが近くなるので×
オススメは、「水」・「麦茶」。。。
日本の夏の飲み物の象徴「麦茶」には独特の香ばしい香りが
ありますが、その香ばしい匂いの成分であるピラジン類が
血流を良くして疲労回復にも良い事が分かっています。
カフェイン、タンニン含まないので、赤ちゃんや子どもにも
オススメできる飲み物です。
◆食べ物としては、
■スイカ
ほとんどが水分のスイカ。体を冷やして余分な熱もとってくれます。
糖分やカリウム、カルシウム、マグネシウム等のミネラルも豊富に
含まれています。食べる時には塩をかけますが、少量の食塩を加える
ことで、水分、ミネラルと一緒に塩分も効率よく摂取でき、スポーツ
ドリンクと同じような効果が期待できます。ビタミンCも多く、糖分
はエネルギーに素早く変わるため、夏のエネルギー補給にピッタリの
食べ物です。これも 「The 日本の夏」ですね。
■夏やさい類(きゅうり、トマト、なす、オクラ、ゴーヤ、モロヘイヤなど)
夏が旬の野菜や果物は水分が多く、体を冷やす作用があります。また、
疲労回復に役立つビタミンB群や、体の調子を整え免疫力を高めてくれる
ビタミンCも多く含んでいるため、熱中症予防に適しています。
■じゃがいも
発汗時に失われるカリウム。カリウムが失われると細胞が
脱水症状になります。じゃがいもは野菜の中でもカリウムの
含有量はトップクラス。その他、ビタミンB群やビタミンC、
ミネラルなど、熱中症予防に効果的な栄養素を多く含んで
います。
■梅干し
食塩、クエン酸ナトリウム、塩化カリウムなどが豊富に含まれ、
熱中症で失われやすい塩分やミネラル、そして疲労回復に効果的な
クエン酸を最も効率よく摂ることができます。
ぜひ実践してみてください!